Be mine my darling

失われた愛に。失われた希望に。そして、新たな旅立ちに。

Forever Plaidの何が私たちを魅了して止まないのか

Forever Plaid再演の千秋楽から約半年。


今尚、私の中で特別な光を放ち続ける大切で愛おしい作品。

 

「Forever Plaid」は、スチュワート・ロス脚本によるオフ・ブロードウェイのコメディミュージカル。1990年の初演以来、アメリカ各地で上演され、2013年日本で初演。

高校の同級生で、夢に燃えた若い4人のサウンドグループ。ある日、彼らは最初のビッグショーの会場に向かう途中で、不運にも交通事故にあい、4人全員死んでしまう。

そんな彼らが夢と消えてしまった自分たちのショーを実現するため、一晩だけ奇跡的に地上に登場!フランシス(川平慈英)、ジンクス(長野博)、スパーキー(松岡充)、スマッジ(鈴木壮麻)が再びマイクをとる!!

抜群に美しいハーモニーと楽しくやんちゃな会話、ちょっぴり可笑しい振付と、4 人の音楽への情熱に溢れた心温まるミュージカル。

http://www.forever-plaid.com/intro.html

 

ForeverPlaidの何が私をこんなにも夢中にさせるのか、なぜこんなにも心を満たすのか。
観劇中の自分のツイートを追いながら、その時に想いをここに残しておきたいなと思いました。

と、いうのも。
11月29日の出来事があって、前回の記事のような状況になって、日が経って。
だんだんとそれが話題に上ることも減り、気持ちを切り替えて復活している人も増え、中にはそっと距離を置いている人もいるけども。
私は正直、あまり気持ちの変化がないまま。

色んな方から共感や励ましや慰めの言葉を頂いて、気持ちがぐらぐらと揺らいだりすることはあるけど、根っこの気持ちはほとんど変わってない。
ので、気持ちを吐露しようとすると堂々巡りになってしまう気がして、どうしたものかなと思いあぐねて。
しんどい気持ちが薄れないのもいつまで続くのか分からないのも正直怖いし、変わらぬ気持ちを抱えながら時間が経っていくのも辛い。

でも、プラッズのことを思う時だけは心が安らいだし、穏やかな気持ちになれた。
不思議なことに、こんな時にプラッズが結んでくれたご縁を何度も感じることができた。

同じように複雑な思いを抱えてる方と、フォエプラの話をする時だけお互い凄く幸せな気持ちになれたり。
そういえば初めて話したのはフォエプラの時だったね、なんて思い出したり。
初めてお話しする方から、フォエプラの時のツイートを見てましたって言われることがあったり。
その時の感想が、フォエプラを観劇するきっかけになったっていう方までいて、もう有り難いやら申し訳ないやらで、感動して泣いた。

どんな気持ちでいたんだっけと、観劇時の自分のツイートをちょろっと見返してみた。
こんな状況だから余計にそう思うんだろうけど、我ながらバカみたいに幸せそうで楽しそうで。
なんだかちょっと羨ましいような可哀想なような微笑ましいような、そんな気持ちになってまた泣いた。
 

ForeverPlaidは私が初めて長野くんに会えた作品で、それだけでももう特別なものだけど、それ以上に、あの作品にまつわる全てが温かくて優しくて愛に溢れてた。
初めて観劇したのは5月15日、熊谷公演。最後は、千秋楽の6月5日、横浜公演。
この22日間は、本当にプラッズたちに焦がれて焦がれて、追いかけ続けてた。

時間もお金も自分の持てる全てのものを惜しみなく注いだし、いつぶりか分からないくらいひとつの事にのめりこんで没頭して、熱中した。
私の青春でした。
 
 
 

 
 
5月15日熊谷公演。
ForeverPlaid初観劇。
 
フランシス/川平慈英
グループのリーダー、まとめ役。ひと際音楽へ情熱を燃やしていて、自信に満ちている。面倒見がよく、仲間想いで、常にメンバーに気を配っている。メンバーが困るといつも彼が救う。
喘息を患っていて、曲が速すぎる時や振付が激し過ぎる時に発作を起こす。
 
ジンクス/長野博
シャイ。生まれてこのかたずっと怯えながら生きてきた。歌や動きをいつも覚えていられない。けれど彼の素直な生き方はメンバーに深く愛されている。スパーキーの異母兄弟。二人の間にはかすかなライバル心が働いている。
高い声で歌うと鼻血がでることも。
 
スパーキー/松岡充
いたずらっ子。頭の切れる「お笑い担当」。いつもギャグを言うチャンスを狙っていて、パフォーマンスするのも大好きである。異母兄弟のジンクスのことを常に気に掛けている。
落ち着かない話し方で、若干不自然な感じがある。
 
スマッジ/鈴木壮麻
心配性。慢性神経性胃痛を抱えている。スマッジと呼ばれるのは、左利きのため、ものを書くたびにページをインクで汚してしまったからである。「あの時こうしていたら…」症候群を患っている。
偶然彼の眼鏡が取れてしまうと、素顔は実にカッコイイ。

 

 

 

大阪公演でグッズが売り切れ続出してて、ビビって3時間前に並んだんだよなあ。

5人目くらいだった。

会場はさくらめいと 太陽のホール。

スタッフの方が凄く優しくて親切で、あったかい会場だなって思ったの覚えてる。

ちょっと笑ったのが、列の先頭に「Forerver Plaid」って書いたボードがあったんだけど、スペルが間違ってて「Forever Paid」になってたこと笑。

並んでた方が教えてあげたら、「あ~!す、すいません…っ!」って凄く申し訳なさそうに謝ってたのがなんだか微笑ましかった。

 

 

コンサートや舞台の、開演前のあの独特の時間が好き。

興奮と期待と緊張と、どこかそわそわしたような、贅沢な時間が好き。

会場の匂いが好き。

 

ホールに入った瞬間に目に入ったのは、布が掛けられた4本のマイクスタンド。

ああ、来たんだ。

会いに来たんだ。

ここに、この場所にもうすぐ彼らが来るんだ。

あのマイクで歌うんだ。

 

そう思ったら本当に涙が出てきて、このままじゃ開演前にぼろぼろ泣いてしまう、と思ってまたロビーに戻った。

 

 

 

もう「可愛い」の大洪水。大氾濫。

フォエプラを見て、可愛いって言葉が出てこない人はいないんじゃないかと思う。

可愛いが服着て歩いてた。歌ってた。そんな2時間だった。

 

 

そう、長野くんに会ったのも初めてなら、長野くんの歌声を生で聴いたのも初めてだった。

V6としての長野くんの歌声は甘くて柔らかくて透明感があってとても好き。

だけど一般的に歌唱力を評価されることはほとんどない。

から、すごくびっくりした。

歌うことが仕事の人に歌うまいですねっていうのも失礼な話だけど、V6の時の歌声と全然違ってて、こんな一面があるんだって衝撃だった。

 

 

この時はまだ、曲名も知らなかった。

これから何度観劇しても、いつも心を揺さぶられずにはいられなかった、ジンクスが歌う「Cry」。

 

周りを気にして、ビクビクおどおどしてるジンクスが、歌いながら自分の殻を破る曲。

歌いながら成長していくジンクス。

そっと語りかけるように甘く歌ってたジンクスが、心を開放して力強い歌声を響かせる曲。

何度見ても、何度聴いても、どうしようもなく胸に迫る歌声。

フォエプラ観劇中も、終演後も、多分私が一番感想を言ったのは、「Cry」について。

 

 

 

4声のハーモニーがとても難しいこと、そのパートの中でジンクスは一番高音を歌ってること、喉を酷使するから、自分だったらとてもできないって、前日に充君の番組で慈英さんが言ってた。

長野くんは、自分は分かりやすい旋律が多いから、他の人のパートを聴くとあまりの難しさに「自分じゃなくてよかった」って思う、って言ってたね。

技術的にどれほど難しいのか私には分からない。でも、あんなハーモニーを聴いたのは初めてだった。

不協和音と言われるような音が沢山散りばめられてる、って言ってた。

それを一番感じたのは「SHANGRI LA」。

 

こんなにも歌声に感動するなんて、正直全く思ってなかった。

 

 

今まで長野くんの舞台での歌声を聴いたことがある方は、きっと知っていたのであろうあの歌声。

なんでこんな素敵なものを隠してたの!?って思うくらい、感動した。

あの歌声をまだ知らない人全員に聴かせて回りたいくらい興奮した。

 

 

これも鮮烈に覚えてる。

ちょっとした振りや手の角度、重心、そんな一瞬のシーンが本当に綺麗だった。

ああ、この人は30年間アイドルとして踊り続けてきたんだなって分かる立ち居振る舞いだった。

 

特に印象的だったのが「16 Tons」の時のジンクスのターン。

プラッズの中ではおもしろダンスとして扱われてたけど、もうジンクスのターンが美しすぎて毎回毎回息を呑んで見つめてた。

流石アイドル。流石ジャニーズ。

くるっと回る、それだけなのにこんなにも美しいなんて。

ジャケットの裾の翻り方も、ターンの後の所作も、本っ当に、何から何までに完璧に美しかった。

 

そして、長野くん、めちゃくちゃスタイルいい。

V6には坂本くんというスタイルおばけがいるから特段気にしたことはなかったけど、足は長いし体のラインが美しいし、とにかく本当に「美しい」って言葉がぴったりの男性だった。

 

 

 ForeverPlaidを見た後に一番心を占めたのは、「幸せ」だった。

切なさや寂しさや悲しさも、もちろんあったけど。

それでも圧倒的なまでに残るあの幸福な気持ちは、あの4人だからもらえた気持ちだと思う。

4人が本当に心から楽しそうにステージに立っていて、まっすぐな喜怒哀楽がそこにあって。

あの2時間に、あの4人には、ひたむきで一生懸命な気持ちしかなかった。キラキラが詰まってる時間だった。

 

 

ForeverPlaidの初演は2013年。

私はファンどころか、意識の片隅にも彼らはいなかった。

再演が無かったら、こんなに素敵な作品を知ることもできなかったし、こんなに幸せな気持ちを知ることもできなかった。

 

まあくんは雑誌でも、初演の時のラジオでも(私が知らないだけでもしかしたらその時の雑誌でも)、こんな素敵な作品に出会えて羨ましいって何度も言ってた。

あんなに数えきれない数の舞台をやってるミュージカルスターが、素直にいいなあって言える作品でありキャストなんだなって。

どれだけの巡りあわせが重なってあの作品が上演されることになったか、長野くんがジンクスに選ばれたのか、私は知らない。

そこから3年の時を経て、同じメンバーで再演できたことがどれだけの奇跡なのか、私には分からないけど。

ただただ、感謝したかった。

 

ForeverPlaidという作品に出会えたことも、プラッズがあの4人だったことも、長野くんがジンクスに出会えたことも、再演をしてくれたことも、彼らに会うことができたことにも。

 

 

当たり前だけど、ステージの上に立てるのは選ばれた人だけで。

プロである彼らが沢山の時間と努力を重ねて、真剣な思いでステージに立つその時間を共有できることが凄く特別なものなんだって思う。

誰かが真剣に必死になっている姿は胸を打つ。

ましてやそれが、大好きで大好きで堪らない人の姿で、幸せに満ち溢れた舞台だったから。

 

ジンクスは最高に可愛くて不器用でまっすぐで、愛らしくて愛らしくてしょうがないキャラクターだった。

そんなジンクスを演じる長野くんは、どこまでも格好良くて、ああ、私の大好きな人はこんなに格好いい人なんだって思った。嬉しくて幸せで胸がいっぱいだった。

 

 

2016年5月15日。

初めて長野くんに会えた日。

そして、初めて最高に可愛らしいプラッズに会えた日。

 

幸せで幸せで、本当に夢みたいな2時間で、またすぐにプラッズに会いたくなった。

 

 

 

 

 

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次の東京公演はテーマ別感想を、千秋楽は時系列の感想を追っていく予定です。