Be mine my darling

失われた愛に。失われた希望に。そして、新たな旅立ちに。

長野くんのファン像とV6が好きだって話

終わってしまった。
 
本当に終わっちゃうんだ、って初めて実感した。
こんなにキラキラしてるのに、なんで解散しちゃうんだろう。
 
私は彼らを語れるほど詳しくはないし、大して知らないのにああだこうだ言ってんじゃねえっていう気持ちを1か月前に味わった身なので、ファンの気持ちに寄り添うつもりはない。
ファンだけが知ってるメンバーの顔があって、エピソードがあって、絆があって、ファンしか分からないし分かり合いたくない痛みもあるだろうから。
 
いち視聴者として懐かしくて楽しくて悲しくてやりきれない思いを感じたけど、それと同時に自担のグループを想わずにはいられなかった。
多分ジャニオタなら誰もが自担のグループを思ったと思う。
 
スマスマを見終わった後、なんだか無性にV6に会いたくなった。
わちゃわちゃしてケラケラ笑ってる6人に堪らなく会いたくなった。
 
 
 
まあくんが去年のコンサートで言った言葉を思い出す。
 
 
20年が奇跡と言うなら、30周年はなんと呼ぶんでしょうか。40周年はなんと呼べばいいんでしょうか。
 
 
6人がV6でいることを選んでくれて、アイドルとして誰一人欠けずに走り続けてくれてることが、どれだけ奇跡的なことなのか、一番感じてるのはきっとメンバーなんだと思う。
 
 
特にトニセンは、色んなグループが、沢山の先輩が散り散りになっていくのを何度も何度も見てるから。
寄せ集められた6人が同じグループでい「続ける」ことがどれだけ大変で稀有なことなのか、きっと痛いほど知ってる。
 
お姉ちゃんがシブがき隊のファンだったことがきっかけで入所した長野くん。
解隊コンサートに前乗りして、目を真っ赤に泣き腫らしてコンサートから帰ってきたっていうお姉ちゃんの話を思い出す。
思えば長野くんはデビューするずっと前に、大好きなアイドルがいなくなってしまうファンの悲しみを目の当たりにしてたんだね。
 
だからなのかな。
長野くんがあんなにも完璧にアイドルでいてくれるのは。
少年隊のバックダンサーでツアーを回ってた時、よっちゃんと福岡のホテルで朝までアイドル像について語ったのは。
長野くんはどんなアイドルになりたかったんだろう。
 
長野くんの中でファンを想う時、その根底にあるファン像ってきっとお姉ちゃんなんじゃないかなあって思う。
ジャニーズの王道の「お姉ちゃんが履歴書を勝手に送った」に当てはまるのは、V6の中では意外にも長野くんだけなんだよね。
入所のきっかけになった大先輩がいなくなった時、長野くんはどんな気持ちだったんだろう。
デビューした時に手放しで喜ぶんじゃなく、「やっと芽が出たね」っていうお姉ちゃんの言葉が沁みる。
 
 
 
V6を好きな理由は沢山あるけど、一番最初に惹かれたのはやっぱり6人の家族みたいな雰囲気。
男の子特有のわちゃわちゃした感じと近すぎる距離感。
トニカミの絶妙な年齢差とキャリアの差がそれを作ってるんだと思う。
 
カミセンに対するまあくんの厳しさとかっこよさはやっぱりお父さんで、長野くんの優しい眼差しはお母さんで、全力で可愛がるよっちゃんはお兄ちゃんで。
トニセンの大きさと優しさと愛情を一心に受けて育ったから、チャラ男まっしぐらだったカミセンは不祥事も起こさず真っ直ぐ成長したんだと思う。
初めはトニセンが必死で守って育ててきたV6っていうグループとカミセンが、今はトニセン以上に、というかトニセンごとカミセンが守ろうとしてる感じがする。
剛くんの「坂本くんが正しい道に導いてくれた」っていう言葉が、「6人が集まった時に同じ方向を見てれば何でもできる」っていう言葉が、それを全部現してると思う。
 
反抗期を終えた末っ子が今あんなに全力でメンバーに甘えて、大好き大好き連呼するのも、5人の愛情の賜物でしかないよ。
普通あんな風にまた甘えるなんてできないよ。色んな意味で。
沢山沢山愛してもらってるのを感じてるから、それを素直に受け止められるようになったから、沢山沢山返したいんだろうなって思う。
実際に末っ子の反抗期がどれほどの危機だったか、その時を知ってる方からの伝聞でしか知らないけど。
それが脱退や解散の引き金になった可能性だってある。
入った亀裂が戻らなくなることだって珍しくない。
それでも、「そういう時期があった」って本人が笑って話せるような、そんなグループなんだよね。
自分の、多分本当はあんまり話したくない過去を素直に話して、メンバーへの感謝と愛情を真っ直ぐ伝えられるようになったのは、支えてくれたのがあの5人だったから。
 
 
V6を家族に例える彼らが好き。
V6を「実家みたいなもん」ていう彼らが好き。
個人の仕事を「外での仕事」って言う彼らが好き。
21年経ってもニコニコでキラキラのアイドルでいてくれる彼らが好き。
6人でいる時の柔らかくて優しい表情が大好き。
20周年に「此処から」って曲を作ってくれた彼らが大好き。
 
 
ああ、もう、なんていいグループなんだろう。
ほんとV6って奇跡のバランスすぎる。
大好きすぎる。
 
6人全員に思う。あなたがV6で良かったって。
あなたがアイドルでいることを選んでくれて本当にありがとうって、思う。
「僕ら消えてしまうことだってできたのに」、「此処からいなくならないで」って言ってくれる6人が大好きだよ。
 
ずっと、なんて願うのはエゴなのかもしれないけど。
6人が6人でいてくれる限り、ずっとずっと追いかけていきたい。
いくつになっても、わちゃわちゃして下らないことで笑い合っててほしい。
歌って踊り続けてほしい。
 
 
なんだかまとまらない文章だけど、V6が大好きだなあって思った。
比較してとかじゃなく、ふと自担のグループを見つめ直したとき、ああ、大好きだなあって改めて思った。
6人が歌って踊ってるところが、笑いあってるところが、大好きだって。
6人が出会ってくれて、6人でいてくれてありがとうって、何度目か分からないくらいだけど、思った。